「FPって独学でもいけるの?」
「仕事しながら合格するのって難しいんじゃないか…?」
人気資格のFPですが、こんなふうに思う方も多いのではないでしょうか。
私は令和元年から令和2年にかけて、
完全独学で3級と2級を1年で一発合格しました。
点数までは覚えていませんが、どっちも9割以上取れていたと思います。
その時の体験談として、このnoteにぎゅっとまとめます。
使った教材は市販テキストとスマホアプリだけ。
資格学校も通信講座も使ってません。
毎日フルタイムで働きながら、独学で乗り切りました。
「自分にもできるのかな…」と不安な方にこそ読んでほしい体験談です。
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どんな教材を使ったの?
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勉強時間は?毎日のスケジュールは?
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試験当日はどんな雰囲気?
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独学で合格できたポイントって何?
こんなかんじで書いてます。
「これなら私もやれそう」と思ってもらえたら嬉しいです。
「FPってなに???」
というかたは以下の記事もぜひご覧ください。

当時の状況
まずは「どんな状況で勉強してたか」ってところから。
受験したのは令和元年度、つまり2019年。
当時の私はフルタイムで働く社会人でした。
当時は子どもはまだいなかったので、時間の融通は今よりは効きました。
平日は仕事の後、帰宅して晩ごはん食べてお風呂入って…
それから寝るまでの間に勉強をだいたい1時間くらい。
そんな感じの生活。
土日は予定がなければ平日よりも勉強時間はありましたが、
何時間もがっつりやるほど気合を入れて勉強はできませんでした。
(↑しろよっ)
ちょうど一級建築士の合格発表があり、
無事合格できていたので、
「別の資格もなにか取りたいな」
というのと、
当時は投資を始めたばかりだったこともあり、
「お金の知識、身につけたいな」
って思ってました。
そこで以前から気になっていたFP(ファイナンシャル・プランナー)。
でも正直、最初は「FPってどんな試験内容なんだろう?」レベル。
税金?保険?住宅ローン?それ以外もあるの?という状態。
だからこそ、同じようにゼロからスタートする人の気持ちが痛いほどわかります。
【当時の状況】
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年齢:30代前半
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職業:会社員(フルタイム)
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家族構成:妻と2人暮らし(子どもの産まれる前)
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FP知識:完全ゼロスタート(一級建築士取得したて)
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使った教材:市販テキストと問題集+スマホアプリ
【FP3級編】完全初心者が3ヶ月で合格したリアル記録
さて、まずはFP3級から。
2019年の5月試験(令和元年度第1回)を受験しました。
(今はテストセンター受験に変わったみたいですね)
一級建築士の合格発表が前年の年末にあって、年明けから少し落ち着いた時期、2月くらいから勉強を始めていきました。
つまり、実質3ヶ月ちょっとの独学チャレンジです。
使った教材・アプリはこれだ!
資格学校や通信講座は一切使いませんでした。
(FPは独学で受ける人が多いイメージです)
具体的に使ったのは、以下の3つ。
(僕が受験したのはかなり前ですが、ここでは最新版を紹介します)
1.みんなが欲しかった!FPの教科書3級(市販テキスト)
評価の高かったこちらのテキストを購入して勉強を始めました。
フルカラーで初心者にもわかりやすかったですので、
おすすめできる一冊と言えます。
2.みんなが欲しかった!FPの問題集3級(市販問題集)
こちらはある程度勉強が進んだ後、
試しに問題を解いてみて、自分の実力を測るために使用しました。
間違えた問題はメモしておいて、
随時復習することが重要かなと思います。
3.スマホアプリ
現在検索しても見つからず、
使えなくなっているようです。
テキストと同じTAC出版がリリースしていたアプリを使っていました。
一級建築士のときと同様、通勤時間などのスキマ時間や、
夜寝る前に5分など、毎日使用するようにしていました。
市販テキストで勉強した分野から、
過去問をアプリで繰り返し解いて、
無意識レベルで答えがわかるような状態にしていきました。
平日夜と休日の時間をどう使ったか
基本ルールは「毎日やるけど無理はしない」でした。
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平日:夜に約1時間
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土日:1〜2時間
スキマ時間はスマホアプリで問題を解く。
まとまった時間はテキスト、
ある程度進んだら問題集というかんじ。
最初は「意味わからん…難しいな」の連続でしたが、
スマホアプリで問題を繰り返し解いていくうちにだんだんわかってくるようになりました。
初心者でも9割取れた勉強法のコツ
大事なのは満点を目指して勉強することと、問題を解きまくることでした。
これは持論なので、賛否あると思いますが、
他の資格試験を受けるときも満点を取るつもりで勉強するようにしています。
試験にもよりますが、だいたい7~8割くらい正解できていれば、
合格ラインをクリアできることが多いと思います。
はじめからそのラインを目指すよりは、
満点を目指していれば、多少ミスっても合格ラインを下回ることはないという考えです。
もちろん、本気で満点をとれると思えるところまで持っていく必要がありますが。
結果、自己採点では学科・実技ともに9割超え。
無事合格することができました。
【FP2級編】3級の知識を思い出しながら半年で突破
もともと目標にしていたのがFP2級。
2級を受けるためには3級に受かっている必要があるので、
そのために3級を受験したのです。
(実務経験などがあれば、いきなり2級受験できるようです)
3級合格の勢いそのままに、次はFP2級に挑戦。
…といきたかったのですが、
ちょうどその年の8月に別の資格(建築基準適合判定資格者)を受験することになってしまったので、9月受験は見送りました。
受けたのは2020年1月の試験(令和元年度第3回)です。
教材選びと勉強スタイル
2級になると、3級に比べて範囲が広がります。
しかし、僕は前述のとおり、3級合格から少し時間が空いてしまい、3級の内容が頭から抜けていたせいか、それほど違いを実感することはなかったです。
3級とは比べものにならない量と難易度と言われることがあるみたいですが、幸か不幸か、期間が空いたことでそのギャップに苦しむことはなかったのです。
使った教材は以下の3つ。
1.みんなが欲しかった!FPの教科書2級(市販テキスト)
使いやすかったので、2級も同じシリーズにしました。
忘れていた3級の知識も思い出しやすかったです。
2.本試験をあてる TAC直前予想模試 FP技能士2級・AFP(市販問題集)
問題集は3級のときと違うものを選びました。
理由は特にありませんが、違うものを使ってみたくてこちらを選びました。
3.スマホアプリ
3級のときに使っていたスマホアプリ同様、
こちらも現在は見つかりませんでした。
一級建築士のときに使用していたTK officeのアプリです。
(当時も3級はなかったので、別アプリにしましたが、2級はこのシリーズがあったため、選びました)
使い方は3級のときと同じです。
勉強スケジュール
本格的に勉強を始めたのは10月頃。
平日は夜1時間、休日は2時間というかんじですすめました。
このあたりは3級のときとあまり変わりませんでした。
結果、自己採点で9割超え。
無事目標の2級も合格できました。
ちなみにできれば1級も目指したかったですが、
実務経験がないと受験できないので、諦めました。
【共通編】試験当日の流れ
会場の空気感・時間配分
会場は大学の教室でした。
3級のときは、思ったよりも人が多くてびっくり。しかし、
「まあ、だれでも受験できる試験だからなー」と納得。
2級になるとちょっと年齢層高めかも。
社会人・主婦・スーツの人など、いろんな人が来てました。
当日のスケジュールは以下のとおりと記憶しています。
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午前:学科試験(2時間)
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午後:実技試験(1時間)
間の空き時間が長すぎで、かなり持て余します。
僕は学科試験も早めに終わって途中退席したので、
時間をつぶすのに苦労しました。
昼食をとるだけでは全然足りず、
大学の敷地外をかなり歩き回りました。(←勉強しろっ)
まとめ|独学合格できた理由と、これから受ける人へ
改めて思うのは、FPは独学でも全然いける資格です。
ただし、ポイントを外すと「時間だけかかって落ちる」ことにもなりかねません。
私がやってよかったこと
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教材は絞って徹底的にやる(浮気しない)
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満点を目指す
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スマホアプリで繰り返しを徹底する
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勉強時間は短くてもいいから毎日続ける
これだけ守れば、働きながらでも一発合格は狙えます。
むしろ、「ガチガチに時間ある人」より、
限られた時間で集中してる人の方が合格してる気がします。
もし興味のある方で、受験を迷ってる人がいれば、
「今の知識ゼロでOK。やる気も3割でOK。とりあえず始めてみよ」
ってことをお伝えしたいです。
私はそうやってスタートして、
気づいたら3級も2級も一発で受かってました。
あなたにも、きっとできます。
バウムくんはFPを受験する方を応援しています。
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